京菓子 岬屋の羊羹粽
5月の節句の頃になると楽しみにしているものがある。
岬屋の粽。
岬屋は駒場東大キャンパスの裏手、閑静な住宅街に佇む創業昭和8年の老舗の和菓子屋さんです。
朝、電話で予約をして、お昼過ぎに取りに行きました。
小さなお店ですが、お茶席のお菓子としても有名な知る人ぞ知る名店です。
駒場東大前、代々木上原、代々木公園のちょうど中間地点にあり、どの駅からも10分ちょいかかるので、行くのがちょっと大変です。
そんな不便なところにありますが、この日も絶えることなくお客さんが来ていました。
羊羹粽(税別1,800円)
包み紙を開けると笹の葉のいい香りがします。
岬屋ではこの時期、吉野葛と上白糖のみで作った白い「水仙粽」と、こし餡を練りこんだ「羊羹粽」があります。
とっても迷うところでありましたが、今回は羊羹粽を買うことに。
5本で1,800円と安くはありませんが、食べてみれば納得。その価値はあります。
笹の葉をめくっていくと、ぷるんとした粽がお目見えです。
原材料はこしあん(小豆、上白糖)、吉野葛、上白糖のみ。
甘さも控えめで、するっといただけます。
もっちりしつつ、ぷるんと柔らかで、口当たりが最高です。
お店に行ったら、柏餅もまだあるとのことだったので、そちらも購入。
柏餅(外税 各250円)
こし餡(左)と、みそ餡(右)があります。
昔ながらの経木で包んでくれるのもいい感じです。
イマイチ上手く撮れなかったので、断面の写真が無くてすみません。。。
こし餡はやはり甘さ控えめ。みそ餡は白餡に白味噌が混ぜてあると思うのですが、ちょっと塩気もあって美味しいです。
岬屋は、夏の水羊羹と秋の栗蒸し羊羹でとっても有名なお店でもあります。
栗蒸し羊羹はまだ食べたこと無いのですが、水羊羹もすごく美味しいので、また今度ご紹介できれば。
水羊羹は5月23日くらいから作るとお店の人がおっしゃっていました。
羊羹や粽など人気のものは事前に電話で予約をした方がいいですよ。
ちょっと不便なところにあるこちらのお店ですが、新宿や日本橋の高島屋や渋谷の東急百貨店でも曜日限定で取り扱っているみたいです。
【京菓子 岬屋】
住所:東京都渋谷区富ケ谷2-17-7
電話:03-3467-8468
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日、月曜日、祝祭日(節句・彼岸を除く)